第169弾 のむけはえぐすり
継体天皇の樟葉宮(交野天神社)
しばらくの間、継体天皇の足跡を追ってみたい。今回の場所は北河内。大阪と京都の間、枚方市(ひらかた)である。
地図の赤四角印の右の方から、三つの川が合流している。合流点の北にある大山崎インターチェンジから車で橋を渡ると、広い河川敷の桂川、高い堤防からのぞき込むような宇治川、再び広い河原の木津川が続いている。三川は合流して、淀川となって大阪湾に注ぐ。
橋を渡って、地図の赤四角印の交野(かたの)天神社に向かうには、住宅地の中を登っていく。たどり着いた鳥居の前には、右に樟葉(くずは)宮旧蹟と書かれた石碑と、左に桓武天皇先帝御追尊之地と書かれた石碑がある。枚方八景の案内には、ここが507年に継体天皇が即位した樟葉宮跡で、一帯の杜が原生林の姿をとどめた景勝地になっているという。
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